ラポールとは?|営業での意味と仕組みをやさしく解説【用語集】

ラポールとは、営業や対人コミュニケーションにおいて「相手と信頼関係が築けている状態」を指します。
相手が安心して話せる心理的なつながりが生まれていることが特徴で、商談の成否を左右する重要な概念です。

【特徴と仕組み】

ラポールは、丁寧なヒアリング、適切な相づち、共通点の発見、誠実な姿勢などを通じて形成されます。
顧客が「この人なら安心して相談できる」と感じることで、本音や課題が引き出しやすくなり、営業提案の精度が高まります。
業務委託スタッフや個人事業主の対面営業でも、ラポールの有無が成約率に大きく影響します。

【活用される主な場面】

  • 営業商談や初回訪問時の関係構築
  • 個人事業主・フリーランスの顧客ヒアリング
  • 店舗営業・訪問営業・PR活動などの対面コミュニケーション
  • カウンセリングや接客、マネジメントなど

【注意点】

表面的な雑談だけでラポールが成立するわけではありません。一方的に話す、必要以上に距離を詰める、相手の価値観を否定する行為は逆効果となります。
顧客の立場や状況に寄り添いながら、自然なコミュニケーションを積み重ねることが大切です。

ラポール形成とは 3原則やテクニック、成功のために必要なポイント | ツギノジダイ

対面営業の現場ではラポールをどう使うか

対面営業の現場では、「ラポールをつくってから商談に入る」のではなく、「商談全体を通じてラポールを深めていく」と捉えると動きやすくなります。たとえば訪問営業であれば、玄関先でいきなり本題に入るのではなく、「お忙しいところお時間ありがとうございます」「今日は10分ほどで要点だけお話ししますね」といった、相手の時間を大切にする一言だけでも印象は大きく変わります。こうした小さな配慮の積み重ねが、安心感につながります。

商談中も、説明を一方的に続けるのではなく、「ここまでのお話、イメージは湧いてきていますか?」「率直に、気になっている点はどのあたりでしょうか?」といった質問を折り込みながら進めることで、相手との“共同作業感”が生まれます。30年の現場で共通しているのは、売れる営業ほど「ラポール=仲良し」ではなく、「ラポール=本音を言ってもらえる関係」として扱っていることです。

教科書通りにいかない泥臭いラポールの現実

教科書には「共通点を見つけましょう」「ミラーリングをしましょう」といったラポール形成のテクニックが並びますが、現場ではそのまま使うと不自然になることも多々あります。たとえば、相手のしぐさを真似するミラーリングも、やりすぎれば「この人、さっきから何かおかしい」と違和感を持たれるだけです。30年の現場感覚で言えば、“やっていることがバレない範囲でやる”くらいがちょうどいいのが本音です。

また、「雑談で盛り上がった=ラポールができた」と勘違いして、本題に入った瞬間に空気が変わるパターンもよくあります。相手は楽しく話してくれたとしても、「契約の話になると一気に顔が真剣になる」のは当たり前です。このギャップを読めずに、テンションだけで押し切ろうとすると、かえって信頼を失います。泥臭い現実として、ラポールは一度つくれば終わりではなく、「本題に入ってからが本番」です。説明や条件の話に入っても変わらず誠実でいられるかどうかが、本当の信頼関係を決めます。

ラポールに関するよくある質問

ラポールとはどのような状態を指しますか?

ラポールとは、相手と信頼関係が築けており、安心して話せる心理的つながりが生まれている状態を指します。営業活動での関係構築に欠かせない概念です。

ラポールはどのように形成されますか?

丁寧なヒアリング、適切な相づち、共通点の発見、誠実な姿勢などを積み重ねることで形成されます。顧客が安心して本音を話せる状態をつくることが重要です。

ラポール形成で注意すべき点はありますか?

表面的な雑談だけでは成立せず、一方的に話すことや距離を詰めすぎる行為は逆効果です。相手の価値観を尊重し、自然なコミュニケーションを心がける必要があります。


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ウエルス 編集チーム
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